印刷コミュニケーションのトレンドセッターが集う
デュッセルドルフでは数週後に「one world – one drupa」のスローガンのもと、世界最大のプリントメディア見本市drupaが開催される。その中、drupa cubeはまた間違えなくdrupaのハイライトの一つとなるだろう。ここでは、13日間にわたり、印刷コミュニケーションのトレンドが紹介される。プリントバイヤー、マーケティング専門家、広告業者、出版社およびクリエイティブ・デイレクターたちは今後、どのような印刷物がコミュニケーションや経済面の効果を生むかという情報を効率良く収集できる。
drupa 2012のマタレ統括本部長は、「マーケティングや出版の担当者は印刷物の制作技術については余り興味を持たない。彼らの唯一の関心は印刷物がどれだけの利益をもたらすかにある。まさにこの情報を我々はdrupa cubeにてパートナーと協力して提供して行く。それも見本市期間中、毎日提供して行く」と述べている。見本市では、例えば、「Print – Web – Mobile」、「コーポレートコミュニケーション・デー」あるいは「新聞・デー」など、毎日異なるスローガンを掲げて、印刷コミュニケーションをテーマ化する。また、「書籍・デー」、「Out-of-Home-アプリケーション・デー」、「対話マーケティング・デー」、「包装・デー」、「エレクトロニクスプリンティング・デー」、あるいは「メディア制作・デー」なども設けて、他の印刷カテゴリーのテーマも扱う。そしてどの日も、テーマに合わせた半日のシンポジウムを開催し、専門家が印刷コミュニケーションの最近のアプリケーションおよびトレンドを紹介し、参加者と議論する。
週末のクリエイティブハイライト
drupa cubeのプログラムは国内外の印刷・メディア業界のパートナーと共に策定した。とりわけ、ドイツ書籍販売アカデミー、ミュンヘンタイポグラフィー協会(TDG)、ニューヨークタイプディレクターズクラブ(TDC)、ドイツ専門プレス、フォーラム・コーポレート・パブリッシング(FCP)、ドイツダイアログ・マーケティング協会(DDV)およびメディアプロデューサー専門協会(f:mp) 、有機エレクトロニクス協会(oe-a)および欧州専門印刷業界協会(ESMA)が積極的に関与している。
会期中の2回の週末には、特別ハイライトを予定している。最初の週末には「Creative Weekend」を開催し、クロスメディアにおけるモダンタイポグラフィーを扱う。2回目の週末には「Future of Print」を2日間の日程で開催し、印刷物の将来に焦点を当てる。drupa cubeのプログラムはマーケティングや広告宣伝業界のみならず、drupaの従来の来場者である印刷業界にも照準を合わせている。土曜日にはプリンテッドエレクトロニクスのシンポジウムを有機エレクトロニクス協会(oe-a)と共催する。また、欧州専門印刷業界協会(ESMA)は日曜日に3Dおよび機能性印刷に関するシンポジウムを行う。
13 日間、13 テーマ
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シンポジウムは世界の専門家を対象として2言語(ドイツ語と英語)で行われる。drupa cube 2012の会場 はdrupa innovation parkに隣接しているため、技術と応用の融合を図ることができた。drupa cube 2012のシンポジウムは見本市の会期中、毎日10:15から13:30時まで行われる。イベント開催日の一日券は199ユーロであるが、これにはdrupa 2012の入場券および該当日の昼食も含まれている。詳細情報:www.drupacube.de