自動化は包装業界の中核的な推進力となり、より迅速で信頼性が高く、コスト効率に優れたソリューションを実現しています。
おそらく、現代の自動化を象徴する存在とも言えるのがロボティクスです。最先端の技術をスマートに活用することで、高精度化、エラーの削減、生産性の向上を実現します。
BOBSTがロボティクスの分野に本格参入してから、今年で2年が経過しました。段ボール業界における積載およびパレタイジング用ロボットのリーディングカンパニーであるDücker Robotics社を買収し、ロボティクスの世界へ本格的に歩みを進めました。この買収はBOBSTが掲げる業界ビジョン、接続性、デジタル化、持続可能性と並んで、自動化を中核に据えた包装業界の未来づくりに注力する姿勢を反映しています。2023年以降、ロボティクスは当社の段ボール関連製品ポートフォリオに不可欠な要素となっており、お客様のエンドツーエンドの効率向上に貢献しています。
現在、BOBSTは、平盤打抜機、製函機、フレキソフォルダーグルア(FFG)向けの積載およびパレタイジング用ロボットソリューションをフルラインアップで提供しており、最先端ロボティクスにおける2年の実績をもとに、次のステージへと踏み出す準備が整っています。
ロボティクスが段ボール業界にもたらす価値
「段ボール業界のお客様からは、製造工程全体を最初から最後まで、唯一のパートナーと共に効率的に管理できる点をご評価いただいています。」と製函機＆ロボティクス製品ライン責任者のPierre Binggeli氏は述べています。「ロボティクスソリューションは、この構想を現実のものとするための最後のピースのひとつであり、主要な工程の自動化を可能にし、完全かつシームレスな生産ラインの構築を実現しました。」
BOBSTの業界をリードするロボティクスソリューションには、BOBST ROBOLOADERやROBOPALLETIZERに加え、パレットの安全な搬送と正確なラベリングを実現するロボットが含まれます。
BOBST ROBOLOADERは、ブランクの積み替え作業を自動化し、フィーダー部での手作業を一切不要にします。このロボットは、常に一定で安定した供給を維持し、マシンの最高速度に対応することで、生産ラインの最適な稼働を実現します。
BOBST ROBOPALLETIZERは、積み重ねやバッチをさまざまなパターンで積載し、パレタイジング工程を完全に自動化します。これらの高い汎用性を備えたロボットは、複数のグリッパータイプやロボット同士の組み合わせが可能な構成により、お客様それぞれのニーズに合わせたカスタマイズソリューションを提供します。
BOBST ROBOTOP、WRAPPERおよびROBOLABELは、荷物の固定を自動化し、ラッピング工程をスピードアップ。パレットの完全な保護と正確なラベリングを実現し、目的地まで安全・確実に輸送されることを保証します。
未来を変えるロボティクスの可能性
勢いが加速しています。ますます多くの加工業者が、単なるラインの自動化を超えたロボティクスの可能性に気づき始めています
BOBSTのロボット活用ソリューションは、加工業者が装置のポテンシャルを最大限に引き出し、ますます要求が厳しくなる市場環境においてスピードと生産性を向上させるだけではありません。ロボットは、供給やパレタイジングのニーズに柔軟に対応することで、シートやブランク、箱の品質を保ちながら、無駄を最小限に抑え、生産工程の流れをスムーズにします。ロボットは、オペレーターの反復的で負担の大きい作業を大幅に軽減することで、職場の持続可能性にも貢献します。
「廃棄物を極限まで減らし、職場環境を改善したいと考えているお客様にとって、ロボティクスがもたらすサステナビリティの利点も大きな魅力です。」とMr. Binggeliは語ります。「私たちは、すべての段ボールパッケージングラインにロボティクスが不可欠な存在となり、廃棄物とダウンタイムを最小限に抑えながら、フル稼働する完全自動化のボックスプラントが当たり前になる未来を見据えています。」
実際、BOBSTの段ボールソリューションへのロボティクス導入の成功は、他の業界分野における展開に向けた可能性あるロードマップとなっています。
他の業界でも、BOBSTのロボティクスソリューションの恩恵を受ける日もそう遠くないかもしれません。納期の短縮化や、無駄のない高品質なパッケージへの需要に応える力となるでしょう。段ボール業界が、ロボティクスの未来を切り拓いています。これからの未来に、ぜひご期待ください。
