Asahi Photoproductsが段ボール印刷用の 新しいAFP-Leggeroフレキソ印刷樹脂版を発表

とても柔らかくなめらかな樹脂版により、段シートのつぶれがなく、段目が少なく、ベタのりが良い、 究極の品質の段ボールフレキソ印刷を実現

フレキソ印刷用感光性樹脂版開発のパイオニアであるAsahi Photoproductsは、本日、最新のフレキソ印刷樹脂版を発表しました。Asahi AFP™-Leggero CleanPrint樹脂版は、低級ライナー段ボール印刷専用に開発されました。とても柔らかいこの樹脂版は、段シートをつぶさずに軽印圧での印刷が可能で、段目の発生を抑え、ベタのり品質を高めるため、青果物向けや単色ロゴ印刷などのシンプルな茶色の段ボール印刷に最適です。

「世界中で段ボールパッケージングの需要が増加するに伴い、各ブランドや小売店はより外観の品質を高めると同時に、段ボールの持つ保護性能を維持するソリューションを求めています」Asahi PhotoproductsのテクニカルマーケティングマネージャであるDieter Niederstadtはそう語りました。「AsahiのAFP™-Leggeroフレキソ印刷樹脂版は、印刷時に段ボールのフルート構造をつぶさないため、印刷品質と製品保護性を両立します。これは、Asahi社内でも新たな試みで、印刷の品質面を重視するだけではなく、包装品の保護性能にも価値を付加するものです。当社の『Just Kiss. No Crush.』というキャッチフレーズは、Asahi AFP™-Leggero CleanPrint樹脂版によって実現される印刷品質と保護性能維持をよく表しています。またLeggero樹脂版は、当社の他のCleanPrint樹脂版と同様に、AsahiのCleanPrintフレキソ印刷樹脂版のトレードマークである印刷時のヤレの少なさ、版拭きのための印刷機停止期間の短さ、印刷の刷り始めから終わりまで一貫した高品質印刷を保証します。当社では、パッケージングコンバーターがLeggero樹脂版を段ボール印刷に採用すると、稼働設備効率(OEE)が最大15%向上し、環境に調和したソリューションを実現できるものと予想しています」

Asahi PhotoproductsのCleanPrint樹脂版は、アニロックスロールから受け取ったインキを被印刷体に転写する性能をフルに発揮するように特別に設計されています。AFP™-Leggero CleanPrintの効果は、樹脂版の材質が柔らかいことによって実現します。その結果が極めてクリーンな印刷です。AFP™-Leggeroを含め、AsahiのCleanPrint樹脂版のもうひとつの重要なメリットは、従来のデジタル溶剤系フレキソ版ほど頻繁に印刷時の印版洗浄をする必要がないことです。印版洗浄のための印刷機停止回数を減らすことで、生産性と品質が大幅に向上します。

「AFP™-Leggeroの軽印圧印刷は、このフレキソ版の柔らかさによってこれまでの課題であった段シートのつぶれと段目を実質的になくすだけではなく、インキカラミが事実上ゼロで、ベタのりにも優れています。つまり、ベタ領域とハイライト領域にはメリハリがあり鮮明で、細線や小フォントの再現性にも優れています。これは、段ボール印刷に最適なフレキソ版です。パッケージングコンバーターは、とりわけ品質低下に妥協を許さないエンドユーザー様向けの印刷の幅を広げることができます」とNiederstadtは付け加えました。
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