サカタインクス株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役社長:森田 耕太郎)は、環境に配慮した段ボール用UVインクジェットインク「BSR-Bio」を発表しました。この新しい持続可能なインクオプションは、植物由来の材料を20~30%配合しており、ブランドオーナーや印刷業者は、規制リスクの低減と、測定可能で報告可能なCO2削減の恩恵を受けることができます。
BSR-Bio」は、北米のバルベラン社製デジタルプリンター「ジェットマスター」で大きな成功を収めているオリジナルのBSRを改良したものです。バルベラン社が製造するジェットマスターは、段ボール箱だけでなく、店頭ディスプレイにもインクジェットの利点を提供するために開発されました。ジェットマスターは、SAKATA INX BSRおよびBSR-Bioデジタルインクソリューションとともに世界各地で販売されています。
サカタ独自のナノ顔料分散技術により、インクジェットインクは、インクジェットヘッドの信頼性が高く、高速印刷での高性能な噴射特性を実現しています。BSR-Bioは、標準的なCMYKカラーにオレンジ+グリーン、オレンジ+バイオレットを加えたもので、より広い色域が必要な場合には、オプションでオレンジ+バイオレットを選択できます。BSR-Bioは非常に低臭気で、高い耐久性と優れた柔軟性を持ち、ひび割れの問題を軽減します。
Barberán S.A.は、短納期、オンデマンド印刷のための貴重なソリューションをもたらすために、市場で多数のタイプのインクジェットプリンタを製造してきました。現在、彼らは環境持続性を目的としたBSR-Bio UVインクを使用してデジタル印刷の可能性を広げています。
ジェットマスターの責任者であるEladio Lerga氏は、「SAKATA INX社とは長年にわたり良好なパートナーであり、一緒にプロジェクトを成功させてきました。段ボール包装は循環型経済のコンセプトに最も適した用途の一つであり、BSR-Bioが市場にもたらす環境への影響に興奮しています」とコメントしています。
サカタインクスの上野吉昭取締役CTOは、「BSR-Bioは、サカタインクスのコア技術と長年にわたる様々な素材での経験をもとに開発された市場性のある製品です。地球環境の保護や循環型経済の発展といった社会的ニーズを背景に、持続可能な製品ソリューションに対する市場ニーズは今後も拡大していくと考えられます。BSR-Bioは、当社のボタニカルインク®製品ラインの一部であり、循環型経済のための戦略的な製品です。BSR-Bioは、廃棄物や温室効果ガスの削減を含む多くの環境要件を満たしています。