Millad NX 8000の技術は、欧州でのポリプロピレン(PP)リサイクルプロセスに完全に適合しており、リサイクル性に問題はないと、欧州大陸でのプラスチック包装のリサイクル性の向上を目指す業界横断的な取り組みであるRecyClassは述べています。
RecyClassの承認は技術そのものに適用されますが、その技術を使用した包装材は、PPリサイクルの流れに完全に適合しているとみなされるためには、一定の条件[1]に従わなければなりません。これには、包装材全体の重量に対して、技術の最大含有量が0.4%であることが含まれます。
試験は、APR PP Critical and Application Guidanceプロトコル[2]に従って、Plastics Forming Enterpriseによって実施されました。この清澄化剤を含む包装材のリサイクルにより発生するリサイクル物は、高品質な用途に使用することができます。このプロトコルでは、50%の濃度制限がテストされています。
ミラドNX 8000は、PPブロー成形用途向けのMillad NX 8000EとPP用の持続可能な清澄剤であるMillad NX 8000 ECOを含め、世界で最も多くの樹脂メーカーに使用されており、PP用清澄剤としてはナンバーワンです。
Millad NX 8000は、ポリプロピレンをガラス、PET、PVC、PCに代わる透明な清澄剤に変えるだけでなく、持続可能性を高めます。前世代の清澄化技術と比較して、射出成形された清澄化ポリプロピレン部品の生産において、生産速度が向上し、平均で10%のエネルギーを節約することができます。その結果、コンバーターやブランドオーナーは、UL Environmental Claim Validationラベルを使用して、透明PP製品に使用することで達成されたエネルギー消費量の削減を強調することができます。
これらの市場をリードする利点に加えて、Millad NX 8000 ECOは、製剤に新たな成分を添加することなく、SML(Specific Migration Limits)を低減することで、特に食品接触用途での移行に関する懸念に対応しています。また、Millad NX 8000 ECOは、光源からの紫外線の有無にかかわらず、あらゆる小売店の照明において一貫した新鮮な外観を維持します。
昨年、Millad NX 8000清澄剤は、プラスチック包装リサイクル協会(APR)のCritical Guidance Recognitionを受賞し、この添加剤がプラスチック包装リサイクルに適合していることを確認しました。この最新の認証は、Millad NX 8000技術が包装材のリサイクル性の向上を促進していることをさらに証明しています。この技術のリサイクルへの適合性は、プラスチック包装の真の循環型経済の確立に向けてもう一歩近づいたことになります。
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