SPEEDSCREEN、ESKO製品の導入により事業の将来性を確信

ESKO KONGSBERG Cデジタル加工プラットフォームへの投資で、30%の前年比成長率を維持

Speedscreenによる100万ポンド(約1億8191万円)の投資プログラムに、Esko の優れたスーパーワイドKongsberg C デジタル加工システムが含められたことを発表させていただきます。 Speedscreen はポスター、POPディスプレイ、POS、標識などを専門として年商220万ポンド(約4億241万円)を誇る、英国屈指の大判印刷企業で 最新技術をよく理解しています。 同社はヨーロッパで初めてDurst Rho 1012型大判プリンターの導入に踏み切っており、 今回はEsko Kongsberg C64 の導入でも先陣を切ろうという構えです。
「我々は過去12か月にわたって30%を超える前年比成長を実現しており、Esko Kongsberg C64の力を借りて今年もその成長率を維持したいと思っています。」と、Speedscreen 専務取締役のTim Hill氏は語っています。 「Esko のソリューションは、我々の成長戦略にとってまさに鍵となる存在です。 速くて高感度、細かなマージン制御が可能でクリエイティブなサービスも提供してくれます。 Esko が社のさらなる発展を後押ししてくれます。

揺るぎない信頼
Speedscreen は6年前、Esko のKongsberg 技術 Kongsberg i-XL44を製品プラットフォームに初導入しました。Durst 大判プリンターへの投資の後、同社は製品出力の面で先頭に立つために大判加工技術ソリューションを必要とし、信頼できる長期的なパートナーとしてEsko に目を向けました。
「少し前の時代だと、顧客は我々が使用する機器には目もくれませんでした。 しかし今は違います。彼らは我々が使用する印刷機器や、より良いサービス提供のために投資をしているかどうかを気にするようになったんです。」と、Hill氏は語ります。 「最近の投資によって、我々は最新技術のシステム導入という強みを手に入れました。 この点では英国一の企業である、と自負しています。 また、この新しいソリューションに魅力を感じてくださる新規のお客様も多いのです。 この機会に新規事業の獲得を図るのはもちろん、既存のお客様との関係もより強固にしていくことができるだろうと期待しています。」
Speedscreen による投資はEsko ArtiosCAD 構造パッケージデザインソフトウェア、i-cut Suite プリフライト、および大判印刷用ワークフローソリューションにも及びます。 「このソフトウェアソリューションのおかげでスムーズなワークフローが実現し、デザインにかける時間も節約できます。 また、資材を最も経済的に利用するための作業群や類似グループ計画を立てやすくなるという利点もあります。 アウター作成など、事業のデザイン面においてより高度な作業も可能になるところが良いですね。」と、Hill氏は続けます。
3.2m ワイドフォーマット性能の真価
Kongsberg C64 は3.210 mm × 3.200 mm の長径資材に対応、大判プリンターに完璧にフィットする加工性能を誇り、Speedscreen にとっても重要な投資対象となっています。 「Durst プリンターの導入によってスループットが劇的に向上し、我々のボトルネックとなっていた部分を一瞬で解消してくれたのです。」 「もちろん、投資にあたってはかなりの数のオプションを見てきました。 しかし3.2m の作業スペースをフルに使えるという点で、Esko Kongsberg C64 は唯一高の製品でした。検討した他製品は、作業スペースを2つに分けて提供していたのですが、3.2m x 3.2m のシートを扱うことはできませんでした。 Kongsberg なら高負荷の作業にも耐えられますし、3kw の高性能ルーターも備えています。 すべての点において、市場に出回っている他製品より明らかに優れていたのです。 また以前よりEsko のソリューションには非常に満足をしていた、というのも大きな要因でした。」
「デジタル稼動が長い時間がかかるようになってきており、我々としては下請けを使わずに自社内で作業を完結できて長期稼働に耐えられるデジタル加工ソリューションを欲していました。 そのニーズにKongsberg C64 は見事に応えてくれました。」 「しかも導入後、すぐに効果を実感できました。 従来のZünd のテーブル での作業は1シートあたり32分でしたが、Kongsberg だとわずか12分に短縮されたのです。 この性能には感激しました。社内でより効率的に作業を進めることができますので、作業も速くなりますし利幅も確保できます 印刷業界において、より競争力を上げていきたいですね。」
またHill 氏は、Esko Kongsberg C64 はロール基板の処理にも優れた効果を発揮すると語っています。 「テーブルからメディアをまっすぐ転がすことができ、芯から外す必要がありません。 仕上がりもスムーズで、生産性の向上につながります。 またロールを2本同時に横並べで流すこともできるため、日々の生産性は最高のレベルに達していると思います。」 Esko Kongsberg C64 は様々な用途・基板に対応しているため、Speedscreen としても多種多様な製品提案が可能となった、とHill 氏は語っています。 本製品では紙、カード、ディスプレイボード、プラスチック、ポリプロピレン、フォーメックス、自己粘着式PVCなどへの正確なキスカットが可能なほか、Kappa、厚みのある波形・発泡ボード、パースペックス、ACM (Dibond)なども20 mm の厚さまでであれば対応が可能です。 また、Hill 氏からは「Kongsbergは、非常に正確なトレースを加工するが、一方でi-cut 技術の見当の正確性も素晴らしい」という言葉もありました。
また今回の投資に対する期待収益に関しては「以前購入したテーブルの働きが素晴らしかったので、50%は期待できると思います。 新製品には以前と同等以上のROI を期待しています。」との回答でした。
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