リコーは、PSP(Print Service Providers)やグラフィックアートディスプレイの専門家を対象としたプリント制作の機会を提供しています。リコーの大判インクジェットプリンター「Ricoh Pro L5160e」と「Ricoh Pro L5130e」にオレンジとグリーンのインクをオプションで追加することで、より幅広いパントンカラーやブランドカラーを正確に再現することが可能になりました。
今回の新製品は、市場をリードするインクジェットヘッドとインク技術をベースに、大判ラテックスプリンター「Ricoh Pro L5160」と「Ricoh Pro L5130」を進化させたものです。
今回の2機種は、グリーンとオレンジのインクを追加し、従来の技術に比べて大幅に色域を拡大しています。3台のスタッガード式プリントヘッドにより、屋外高速4色モードでは46.7平方メートル/時、屋内標準4色モードでは25平方メートル/時というクラストップレベルの印刷速度を実現しています。また、生産性を向上させるためのダブルCMYK、転写材、メタリック、暗色基材に対応したCMYKとホワイトの運用も可能となっています。
また、リコーのインクジェットヘッド技術と新色のインクを組み合わせることで、以下のようなメリットを実現しています。
- パントンカラーの再現性とブランドカラーとのマッチングを可能にする広色域化。
- 4色のカラーモードで高い生産性を実現し、アプリケーションの柔軟性に優れています。
- オートクリーニング機能を搭載しています。
- 印刷温度が低いため、メディアの使用範囲が広がります。
- 環境に優しいグリーンガード認定のラテックスインクを採用し、持続可能性を高めました。
- 低エネルギー消費により、費用対効果の高い持続可能な生産を実現
ColorGATE Productionserver Selectにより、効率的な運用をサポートします。市場をリードするRIPソフトウェアソリューションは、大判印刷の要求に合わせて設計されています。ユーザーは、一貫性のある予測可能なカラー出力とスポットカラーのサポートにより、クライアントの満足度を高めることができます。また、コンテナやタイリング機能、プロセスの自動化も可能です。Adobe PDF Print Engineは、製品の優れたパフォーマンスの鍵を握っています。
リコーヨーロッパのインダストリアルプリント担当ディレクターであるグラハム・ケネディは、「オレンジとグリーンの2色のインクは、パントンやブランドカラー、肌色などを正確に再現することができ、屋内外の幅広い用途で高品質な生産を可能にしています。これらの新製品は、PSPのクリエイティブサービスの拡大をサポートするとともに、ディスプレイのスペシャリストに新たな制作の自由度を提供していきます」と述べています。
リコープロL5100eシリーズは、欧州で12月1日より発売を開始します。
www.ricoh-europe.com