クラリアント社、パロアルトのハイスループット触媒研究開発センターの能力を倍増

パロアルトのハイスループット触媒研究開発センターの拡張に大規模な投資を実施

拡大されたハイテク最先端施設には、技術専門家と最先端の設備が追加されています。
拡張により、触媒の発見、開発、および全体的な市場投入までの時間が大幅に短縮されます。

クラリアント・カタリストは、カリフォルニア州パロアルトにあるハイスループットR&Dセンターの拡張に成功し、スピードを上げています。大規模な投資により、最新のハイスループット機器を備えたアップグレードされた施設には、技術専門家のチームが増員されています。パロアルトの施設の研究開発能力が2倍になることで、同社は顧客へのより迅速で優れたソリューションの提供能力を大幅に強化し、カスタム触媒のスケールアッププロジェクトでパートナーをサポートすることができます。
ハイスループットな研究開発では、最先端のハードウェア、ロボット工学、自動化された手順、機械学習やその他の人工知能(AI)ツールを含む特殊なソフトウェアを組み合わせて、従来の手法に比べて最大100倍の速さで実験を行うことができます。クラリアントは、この革新的な方法論と、触媒の開発と製造に関する確立された専門知識を活用して、触媒の発見と開発段階を 3~4 年短縮し、市場投入までの期間を短縮しています。
クラリアント・キャタリスト社の上級副社長兼ゼネラルマネージャー、ステファン・ホイザー氏は、「パロアルトのハイスループット触媒研究開発センターの拡張は、当社の事業戦略の重要なマイルストーンです。このセンターは、シリコンバレーのハイテクの特性を生かした場所に位置しています。お客様のためにここで実現しようとしている触媒技術の進歩に非常に期待しています」と述べています。
2009年の設立以来、クラリアント社のパロアルトセンターは、ハイスループット触媒の研究開発に特化してきました。同センターの科学者やエンジニアの多くはこの分野で先駆的な研究を行い、何万もの触媒を製造してテストしてきました。これにより、選択的水素化触媒OleMax® 260など、商業的に高い成功を収めた製品がいくつか生み出されています。
Palo Alto R&Dセンターの責任者であるAnthony Volpe氏は、今回の拡張の利点について次のように述べています。「能力を高めることで生産性と技術革新の両方を向上させることができ、その結果、お客様のために触媒をより早く開発することができます。また、ハイスループット技術、特に触媒のスケールアップと生産をサポートするための最先端技術の開発を加速しています」と述べています。
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