帝人グループは、社員のワークライフ・バランス施策や、年齢や経歴・障がい・国籍・人種などに関わらず活躍できる組織風土への改革を進めるため、ダイバーシティ推進活動に積極的に取り組んでいます。その活動に関する啓発やPRの一環として、毎年ダイバーシティハンドブックを発行していますが、このたび2012年度版として「together2012 ~それぞれの明日を創るために~」を制作・発行しました。
今回の内容は、「あの人は女性だから細かいことが得意だろう」「あの人はまだ20代だから、この仕事は無理だろう」などといった先入観や偏見、思い込みにとらわれて人を判断するのではなく、その人のありのままの個性を認め合おうとすることで、ダイバーシティ推進につなげようとするものになっています。
1.内容
(1) together2012メッセージ
「先入観のないコミュニケーションでダイバーシティを進めよう」と題し、女性雇用問題のスペシャリストであり、当社の独立社外監査役でもある 林 紀子 氏 より、実際に結婚や子育てをしながら女性法律家として活動されてきた立場からの、先入観との付き合い方に関するメッセージを紹介しています。
(2) together2012インタビュー
役員から若手社員まで、幅広い年齢・役職の5名にインタビューし、相手とうまくコミュニケーションできるように、自分の中にある先入観に対してどのように対処したのか、当時のエピソードと共に紹介しています。
(3) ダイバーシティ・グローバル・レポート
世界中のグループ会社で取り組んでいるダイバーシティ推進施策の例として、オランダに拠点を構えるテイジン・アラミドの部門横断型改善活動を紹介しています。また、2011年にオランダ化学工業協会より「最も優れた工場責任者」に選ばれたテイジン・アラミドのデルフザイル工場の責任者、エディス・ロンプにインタビューし、キャリアと働き方に対する考え方について紹介しています。
(4) データで見る テイジンのダイバーシティ(女性活躍)推進度
長期勤続者の割合や育児休職取得者数、女性管理職・総合職の割合などのデータから、ダイバーシティマネジメントの大きな要素である女性活躍推進度について紹介しています。
2.仕様
(1)体裁: A4版縦、12ページ、フルカラー
(2)発行部数: 日本語版 13,000部(国内グループ会社の社員全員に配布)
英語版 200部(海外グループ会社の管理者に配布)