公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、「SCJ」)とソニー株式会社(以下、ソニー)は、東日本大震災の復興支援のため、特に次世代を担う被災地の子どもたちの支援の一環として、"RESTART JAPANファンド"を設立し、被災地での子どもたちの保護とケア、教育、創造的活動を重点とした"RESTART JAPAN支援プロジェクト"を展開しています。
主な活動内容
夢実現プロジェクト
震災の影響を受けた小学生~高校生の部活動や地域の文化活動などを支援するプロジェクトです。震災の影響で中断されてしまった学校や地域のスポーツ・文化活動の再開、また新たな活動のスタートを後押しすることで、子どもたちが日常生活における楽しさを取り戻し、将来に向けた展望を持つ助けとなることを目指し、活動団体への助成、支援を2012年4月から行うものです。子どもたちの活動がより活発になることで、地域のおとなたちや保護者間のつながりを強め、被災地におけるコミュニティの再生に貢献することも目指しています。
キッズフォトジャーナル
「3/11 Kids Photo Journal」は東日本大震災で被災した子どもたちが写真と文章によって、3 / 11のその後を世界に向けて定期的に発信するプロジェクトです。
岩手・宮城・福島3県の小中学生33人が、プロの写真家のサポートのもと撮影した写真と、綴ってきた言葉の数々が、2012年2月23日に書籍として出版されることになります。
この活動は、"RESTART JAPANファンド"の支援によって行われ、ソニーからはデジタルカメラ、ノートPC、ICレコーダーなど機材の提供を行っています。また、キッズフォトジャーナルの売上の一部は、本活動支援を含めた"RESTART JAPANプロジェクト"に使われます。
ソニー・サイエンスプログラム
ソニーの科学教育活動の一環として、ソニーの技術を生かして子どもたちに科学の原理を学びながら好奇心や創造性を育む機会を提供するプログラムです。震災後の復興支援活動として、被災地の学校などでソニー・サイエンスプログラムのワークショップを実施しました。
ワークショップではソニーグループ社員が講師として参加し、現地の子どもたちとに科学の楽しさを伝え、ともに楽しい時間を過ごしました。