株式会社フジクラ(取締役社長 長浜洋一)は、PRIZM®LightTurn® *1コネクタを使用したケーブルアッセンブリの販売を開始しました。
近年、動画配信やクラウドサービスの普及や、スマートフォンユーザーの増加によって、ネットワークのデータ通信量は急増しています。そのため、サーバやストレージといった通信機器は、急速に高速化が進んでいます。
10Gbpsのデータ通信では、従来の銅の配線ケーブルの通信距離が、10mまでに制限されるのに対して、光は300mまで送信出来、近年ではスーパーコンピュータやミッドレンジサーバ用途としてますます使用されるようになってきています。
当社は、10年以上に渡り培ってきたMPO*2タイプの多芯光コネクタの技術を利用して、USCONEC社*3と、内蔵したレンズアレイによって高効率で光路変換を行う新しい技術(PRIZM®LightTurn®)の共同開発を行い、この技術を使った新しいコネクタの量産を開始しました。
当社は、この新技術を用いた光コネクタを使った、内蔵型光トランシーバを用いる配線基板設計に対応した各種の心数・長さの光ファイバリボンや光ファイババンドルを提供します。これらの製品には、片端にこの新しい光コネクタが、反対側にはMPOタイプの多芯光コネクタや2連LC光コネクタなどのさまざまなカードエッジコネクタが取り付けられています。
また、最新鋭の製造設備は、内蔵型光モジュールを使った配線基板用に、競争力のある価格と納期とともに、少ロットから大ロット生産まで柔軟に対応します。
当社は、この配線ソリューションによって、高度情報化社会の実現に貢献してます。
*1:PRIZM®とLightTurn®はUSCONEC社の登録商標です。
*2:MPOはMulti Push On(ワンタッチ着脱式の多心光コネクタ)の略です。
*3:USCONEC社は多心光コネクタを開発・製造・販売する当社のグループ会社です。