独自のグラフィカルなインターフェースが見積もり-生産プロセスに革命をもたらします。
HiFlow Solutionsは、米国印刷産業協会が主催する2020年のInterTech Technology Awardsへの参加を発表しました。InterTech Technology Awardsは、印刷およびパッケージング業界に大きな影響を与えるであろうグラフィックコミュニケーションおよび関連業界のための革新的な技術の開発を表彰するものです。HiFlow Solutions は、最も重要な革新技術である HiFlow Workflow Diagram の応募を選択しました。
HiFlowワークフロー・ダイアグラムは、プリプレスからプロダクションまでの制作ワークフロー全体を1画面でグラフィック表示したものです。このグラフィック表示により、ワークフローを理解しやすく、迅速かつ容易にアクセスすることができます。グラフィカルな表示により、見積担当者、制作プランナー、スケジューラは、ジョブの完全なワークフローを素早く確認することができます。
ここにたどり着くために、HiFlowのチームはいくつかの革新的な技術を開発しました。
市場に出回っているMISやERPシステムの多くは、ツリー構造と呼ばれるものを使って開発されています。しかし、HiFlowのワークフロー図は、データを相互に接続されたネットワークで整理する非線形データ構造であるグラフに基づいて開発されています。これにより、より包括的な情報をダイアグラムに盛り込むことができるようになりました。
もう一つの技術革新は、実際の生産プロセスと技術的なパラメータとコストをそれぞれに割り当ててマッピングすることです。
このおかげで、管理者は、見積もりの中でジョブのために計算された生産コストと、スケジューリングにリリースされた生産コストを比較することができます。このようにして、各生産作業のレベルで問題点を洗い出し、生産効率を上げることができます。
AI(人工知能)は、ワークフロー図の重要な要素です。HiFlowワークフロー図で提示された作業で起こりうるエラーを、生産中に発生する前に検出します。その結果、非常にコストのかかる多くの問題を回避することができます。
営業・技術サービス担当副社長のJack J. Lafler氏によると、「当社のワークフロー・ダイアグラムの革新により、企業は非常にコストのかかる多くの製造上のミスを回避することができます。このダイアグラムの可視性は他に類を見ないもので、権限を与えられたユーザーなら誰でも、ワークフローの各層を詳細に、しかも一つの画面上で『見る』ことができます。
つまり、HiFlowワークフロー・ダイアグラムは、JDFのグラフ構造という形で生産プロセスのための革新的な技術開発であり、HiFlowシステム内の包括的なデータベースと人工知能を使用して、包装、ラベル、印刷会社のために最大限の効率性を生み出しています。HiFlowのチームは、HiFlow MISシステムにWorkflow Diagramの機能とUIが実装されるまでに、約3年の歳月と数回の反復を要しました。この技術は2019年に北米市場にリリースされました。