オリンピックとパラリンピックのワールドワイド公式パートナーであるパナソニック株式会社(以下、パナソニック)と AtosSE(アトス ソシエタス ユーロペアス、本社:フランス、以下アトス)の日本法人であるアトス株式会社(以下、アトスジャパン)は、東京オリンピック・パラリンピックに向け、ITを活用したソリューション開発を両社が共同で行うことに合意しました。
パナソニックは1988年のカルガリー大会以降、AV機器パートナーとして、また、アトスは2002年のソルトレーク大会以降、ITパートナーとして、それぞれオリンピック・パラリンピック大会の運営に協力してきました。今回、両社が持つ大会運営ノウハウをもとに、相互に協力することで新たな価値創造を目指していきます。
この合意により、パナソニックはAV技術を提供し、アトスジャパンはIT技術を提供します。そして、今後スタジアムや関連施設へシステムを設置する「セキュリティ」分野や、サイネージ等の「ビジュアルディスプレイ」分野などを中心に各種ワーキンググループを立ち上げ、検討を開始します。例えば、ビジュアルディスプレイ分野では、多言語対応技術を組み合わせたより高度なサービス展開などの具体的な検討テーマにおいて、技術協力や実証実験などの活動を進めていきます。
パナソニック株式会社の役員、東京オリンピック・パラリンピック推進本部長の井戸正弘は、「今回のパートナーシップは2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を史上最高の大会とするために極めて重要なものと捉えており、この合意を嬉しく思います。アトス社IT技術と当社AV技術を掛け合わせることにより、東京大会の成功、ならびにレガシー形成に貢献してまいります。」と述べました。
アトス株式会社の代表取締役社長 上村達也は、「長年のTOPスポンサーであり日本に本社を置くパナソニックとの今回の合意は、我々がより幅広く日本に貢献するために有意義であります。アトスの長年に渡るオリンピック・パラリンピックにおける経験および製品・サービスを生かして、2020年に向けて日本でお役に立てることを嬉しく思います。」と述べました。
国際オリンピック委員会 マーケティング責任者であるティモ・ルメ氏は、「テクノロジーパートナーであるアトスジャパンとパナソニックの共同開発を歓迎する。」とコメントしました。また、国際オリンピック委員会 技術部門責任者であるジャンベノワ・ゴーチエ氏は、「両社ともに既に2024年までのパートナー契約を締結済みであり、東京で生まれた技術を継続してオリンピックムーブメントと運営のために活用して欲しい」とコメントしました。
両社は東京オリンピック・パラリンピックに向け、新しい連携・開発を加速させ、さらなる貢献を目指します。
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