全国の大学キャンパスでNFCスマートポスターを活用したO2Oプラットフォームを展開
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、株式会社CyberZ(本社:東京 代表取締役社長:山内隆裕 以下:CyberZ)と連携し、大学キャンパスに設置するNFCスマートポスター*1を活用したO2Oプロモーション支援サービスを本年6月15日に開始します。
学生は、NFCスマートポスターにNFC搭載スマートフォンを近づけるだけで、スマートフォンアプリのダウンロードや会員登録、画像や動画による商品の紹介、クーポンや割引券などの多様な情報を受け取ることができ、企業はこれらの情報を配信することで店舗への誘導などが可能となります。
【O2Oプロモーション支援サービスについて】
急速に普及するスマートフォンをプロモーションに活用したいという企業の需要が拡大しています。モバイルアプリなどを活用してインターネット(オンライン)で集客し、実際の店舗(オフライン)へ誘導して商品購入を促進するなど、オンラインとオフラインが連携し購買活動を活性化させるO2O(Online to Offline)の施策が注目されています。
今回DNPとCyberZは、6大学の7つのキャンパス内に、NFCスマートポスターを設置し、株式会社サイバーエージェントが運営するAmeba(アメーバ)のゲームアプリ「ガールフレンド(仮)」のダウンロードの誘導を大学生向けに展開します。本サービスでは、NFCスマートポスターを使って企業のプロモーション活動を支援する、DNPが開発したO2Oプラットフォーム「TAPLINK®」を活用しています。フィッシング詐欺など、悪意のある第三者による改ざんなどの防止に加え、遠隔操作での遷移先設定による配信情報の管理、時間帯別の配信などによって、大学生に対する柔軟な情報提供が短期間で簡単に実施できます。
また、CyberZが提供するスマートフォン広告向けソリューションツール「Force Operation X」のソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)をアプリに組み込むことで、広告効果の測定が可能になり、費用対効果の明確なO2Oプロモーションの実施が可能になります。
本サービスでは、DNPがNFCスマートポスターの提供を行い、CyberZが広告プランの立案と効果検証を行います。
【今後の取り組み】
DNPとCyberZは今後、NFCスマートポスターを全国162大学の約200キャンパスに設置していきます。
DNPは、他の企業とも連携し、NFCスマートポスターを新たな広告メディアのインフラにすべく環境を整備するとともに、NFCスマートポスターおよびTAPLINKの用途開発を進めていきます。また、大学キャンパス以外の場所へのスマートポスターの設置など、NFCスマートフォンを利用したO2Oサービスが提供できる環境を拡大し、企業と生活者とのコミュニケーションの活性化を支援していきます。
*1 NFCスマートポスター : NFC(Near Field Communication)は、13.56MHzの周波数を利用した近距離無線通信技術で、ISO(国際標準化機構)によって国際規格化されています。NFCスマートポスターは、NFCフォーラムが規定したアプリケーションで、NFCタグを貼り付けたポスターやPOPなどに利用者がNFC搭載スマートフォンをタッチすることで関連情報を配信できるものです。
※ TAPLINKは、大日本印刷株式会社の登録商標です。
※ 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。