ホライゾン株式会社と株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)は、スマートファクトリーをさらに強化する人工知能を活用したソリューショ ンを共同開発することで合意しました。SCREEN GA)は、スマートファクトリーをさらに進化させるために、人工知能を活用したソリューションの開発で協業することで合意しました。両社は、2022年1月のエンドユーザーへの提供を目指します。
近年、多品種・小ロット・短納期の仕事の受注が急増しています。これに伴い、多くの印刷会社では、生産工程の効率化や稼働率の向上が重要な課題となっています。このような取り組みにもかかわらず、生産現場での予期せぬ問題が継続的な課題となり、生産効率を最大化するための取り組みを妨げていることも少なくありません。これらの問題は、機器自体、動作環境、印刷データ、またはオペレータのスキルレベルなど、さまざまな要因に起因しています。
こうした問題を解決し、生産性を向上させるためには、設定や条件を変更することがよく行われます。しかし、これらの調整は、経験豊富なオペレータが行うことが多い。そのため、従業員の高齢化や後継者の育成が課題となっています。
このような業界動向に対応するため、ホライゾンとSCREEN GAは、デジタル印刷・製版システムに関する両社のノウハウを蓄積し、業務の最適化に活用できるAIエンジンを開発することで合意しました。また、両社は、AIやIoTを活用したソリューションを提供するSCREENアドバンスト・システム・ソリューションズ株式会社と連携する。
その結果得られたAIは、Horizon社の「iCE LiNK」とSCREEN GA社の「TRUSTネットワークサービス」によって、さまざまな生産ラインから蓄積された稼働データを分析するために利用される。このAIは、設定や条件を最適化し、潜在的な問題に対処するためのステップを特定し、個々のラインの一般的な運用支援を行うことができるようになります。本サービスは、オペレーターをサポートし、誰もが簡単・安全・効率的に利用できる生産環境を構築することを目指しています。
両社は今後、スマートファクトリーのメリットを十分に発揮できるよう、デジタル印刷をベースとした様々なソリューションを提供していきます。また、印刷と後工程の融合という観点からも、新たな技術開発を進めてまいります。これにより、印刷業界が求めるサービスを効果的に提供していきたいと考えています。
株式会社ホライゾン 代表取締役社長 堀英二郎のコメント
これからの印刷・製本設備には、スマートファクトリーへの移行が不可欠です。当社は1990年代後半から、システムから直接取得した数値データを活用した設備運用管理をリードしてきました。今回の新たなAIによるデータ解析プロジェクトも、その実現に向けた一歩です。数値データを統計的に解析することで、これまでオペレーターの経験に頼っていた微調整を可能にします。また、潜在的な問題を未然に防ぐことができます。
AIを有効に活用することで、印刷から製本までの生産工程を途切れることなく運用・管理できるシステムを提示できるのではないでしょうか。両社の協力開発が、印刷業界の発展と発展に寄与することを心から期待しています。
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