04262024
Last update火, 23 4月 2024 4pm
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BOBSTは、包装業界の新たなビジョン、ならびにマシンの新シリーズとソリューションを発表しました。

MASTERCUT 106 BOBSTは、包装生産の根幹に、接続性、デジタル化、自動化、持続可能性が必要であると考えています。BOBSTは、クラス最高の機械を継続的に提供していますが、今日それらにインテリジェンス、ソフトウェア機能、クラウドベースのプラットフォームを加え、パッケージ生産のさらなる改善に向かって動いています。

規模の大小を問わず、ブランドオーナーは、地元や海外の競合他社、ならびに変化し続ける市場の要望からプレッシャーを受けています。また、市場投入までの時間の短縮、ロットサイズの縮小、店頭販売とオンライン販売との一貫性の維持など、多くの課題に直面しています。現在のパッケージバリューチェーンは非常に断片化されたままで、過程のそれぞれの段階は孤立しています。そして今、全てのキーとなる業者は、「エンドツーエンド」(全過程を通して)の見通しを持つことが要求されています。印刷業者や加工業者は、作業から無駄とエラーを取り除きたいと考えています。

そして、より事実に基づいたタイムリーな意思決定が、生産ワークフローを通して必要となっています。BOBSTは、パッケージ生産ライン全体の接続性が実現することを願っています。
ブランドオーナー、加工業者、ツール(型)業者、梱包業者、小売業者のすべてが、ワークフロー全体のデータにアクセすることが出来、シームレスなサプライチェーンとなる未来を描いています。各マシンとツールが相互に「データ交換」し、クラウドベースのプラットフォームを介してシームレスにデータを送信し、品質管理システムで生産プロセス全体を統括するビジョンです。
このビジョンの中核を成しているのはBOBST Connectで、プリプレス、生産、プロセスの最適化、メンテナンス、市場導入までソリューションを届けるオープンアーキテクチャ式クラウドベースのプラットフォームです。BOBST Connectが、デジタルと現実世界の間のデータフローを効率的に実現します。クライアントが発するPDFから最終製品まで、生産プロセス全体を統括することができます。
「包装業界で最も顕著なのは、印刷プロセスのデジタル化です。」 と、BobstグループCEOJean-Pascal Bobstがコメントしています。「今後、デジタル印刷と加工が大幅に増加すると思われます。ソリューションが利用可能になっている一方で、印刷業者と加工業者の最大の課題は、印刷機単体についてではなく、加工を含む全体のワークフローです。」

最新世代の合紙機、フレキソ印刷機、打抜機、製函機、ならびに各種の技術革新も発表され、業界を変革したいというBobstの意欲が現れています。
「新ラインナップおよびBOBST Connectは、私たちが思い描く包装生産の未来を為すもので、ワークフロー全体を通してのデータへのアクセスと管理を根幹としており、包装メーカーと加工業者に柔軟性および機敏性を与えることが出来ます。」 とBobst Group CEOのJean-Pascal Bobstは述べています。「ブランドオーナー、加工業者、消費者に、品質、効率、管理、近接性、持続可能性を提供することは不可欠であり、これらのニーズに完全に応える技術革新を皆様に届けていかなければなりません。」
BOBSTは、ワークフロー全体を念頭に置きつつ、マシンからプロセスソリューションまで、業界のデジタル変革を推進して、パッケージングの未来の創出を手がけています。BOBSTが描く新ビジョンおよびソリューションは、BOBSTが取引させて頂いているどの業界にも、メリットをもたらします。


新発表の機器
紙器業界向け:
• MASTERCUT 106 PER
MASTERCUT 106は市場において常に、最も自動化されたエルゴノミックな打抜機とされてきました。このマシンの最新世代では、自動化と生産性が一段とレベルアップしました。
最新のMASTERCUT 106 PERは、打抜機で利用できる最高度の自動操作機能を備えています。既存の自動化された機能に加えて、BOBSTは、「フィーダーからデリバリー」まで、オペレーターの関与を極力減らす、マシンの全自動設定機能を実装しました。この新オートメーション機能により、セットアップ時間の15分短縮が可能になりました。例えば、ストリッピングツールやブランキングツール、デリバリ部のノンストップラックは自動設定することができます。高度な自動化により、新MASTERCUT 106 PERは、小ロット、大ロットのどちらの生産においても、最も生産性の高い機械となっています。そのため、パッケージメーカーは、ロットの大小に関係なく、あらゆるタイプのジョブを受注することが可能になります。

• 打抜機用TooLink Connected Tooling
BOBSTは、打抜機向けに新デジタルレシピ管理ツールを発表しました。自動化された機能によって、ジョブの切り替えは最大15分節約でき、加工業者と型製作業者の間のやり取りを簡素化することができます。TooLink Connected Toolingでは、マシンが自動的にチップ搭載ツール(型)を検出し、生産レシピがすぐに確認されるため、時間と無駄を節約でき、持続可能性にも貢献します。

• 新ACCUCHECK
新らしいACCUCHECKは、最先端のインライン品質管理システムです。品質の一貫性を保証し、ブランドオーナーの要件を満たします。製函ラインに完全統合されたACCUCHECKは、全パッケージを注意深く検査して、不良ボックスはフル生産速度でも排出し、欠陥ゼロのパッケージングを保証します。最新のACCUCHECKでは、あらゆる顧客のニーズに合わせて、色々な基準の検査設定が可能です。ニス、メタライズ、エンボス加工されたブランクも検査します。システムには、PDF校正、検査レポート作成、市場初のマシン学習に基づいたスマートテキスト識別など、沢山のオプションも備えられています。

• MASTERSTAR合紙機
新MASTERSTAR枚様合紙機は、簡単に言って市場に同等のものはありません。設計と独自のオプションを高度に設定できるため、カスタムメイドの仕様が可能です。1時間あたり10,000シートという比類のない生産能力があり、それを支えるPower Aligner S/SL(プログレッシブシートアライメントシステム)は、シートを停止させる必要が無く、印刷シートの坪量を大幅に削減することができます。また、これまでにない精度で、印刷シート(上紙)と素材シート(下紙)を合わせていきます。全自動片段フィーダーシステムおよび全自動デリバリーシステムをオプションで追加することができます。
軟包装業界向け:
• MASTER CI
最新のMASTER CIフレキソ印刷機は、最も革新的なCIフレキソ印刷テクノロジーを活用しています。smartGPS GEN IIといった独自のスマートテクノロジーと高度な自動化の組み合わせによって、印刷機の操作が簡単かつ迅速に行われるので、非常に使いやすく、機械の稼働時間が最大化されます。非常に優れた生産性; オペレーターの関与無しで印刷機のセットアップ行うsmartDROIDロボットシステムによって、24時間1名のオペレーターで、年間最大7,000ジョブ、または2,200万スタンドアップパウチの生産を実現します。ファイルの段階からリールのデジタルツインが作成される完成品に至るまでの、デジタル化された生産ワークフローのジョブレシピ管理(JRM)システムを備えています。高レベルの自動化と接続性によって、無駄を劇的に削減でき、カラーと品質が100%一貫した生産を行うことができます。

• NOVA D 800 合紙機
新マルチテクノロジーNOVA D 800合紙機は、あらゆるロット長、素材の種類、接着剤、ウェブ構成に於いて、クラス最高の技術およびプロセス性能を実現します。自動化によって、ジョブの切り替えが簡単かつ迅速に、ツール無しで行えるため、マシンの稼働時間が向上し、市場投入までの時間が短縮されます。このコンパクトな合紙機では、固形分を多く含む溶剤ベースの接着剤の高速コーティングで、独特のコスト削減性能を発揮するBOBSTフレキソトロリーを利用することが出来ます。水性、溶剤ベース、無溶剤の接着剤による合紙、スポットコールドシール、ラッカー塗装、その他のカラーアプリケーションで、あらゆるテクノロジーが利用され、合紙の外観的および機能的な品質は優れています。

• MASTER M6 IoD / DigiColor搭載
MASTER M6インラインフレキソ印刷機は、ラベルおよびパッケージの高品質中小ロット生産向けに、卓越した柔軟性を提供してきました。今日このマシンは、画期的な革新技術であるインクオンデマンド(IoD)とDigiColorインキング、カラーコントロールも統合しています。この2つのシステムは、どのような素材にも対応し、どのようなロットサイズにも適応します。MASTER M6は、BOBST独自のDigiFlexoオートメーションによって完全に自動化され、oneECGテクノロジーに対応しています。 印刷機の操作は一元化及びデジタル化されており、マスター照合によるカラーの全面的一貫性を伴ったノンストップ生産を行うことができます。またこの印刷機には、食品包装向けのユニークなトレーサビリティ技術も備わっています。

全産業向け:
• oneECG
oneECGは、BOBSTがラベル、軟包装、紙器、段ボール向けのアナログおよびデジタル印刷に提供している拡張色域技術です。ECGはインクのセット(通常6または7)をもとに従来のCMYKよりも広い色域を実現し、オペレーターのスキルに関係なく色の再現性を保証します。このテクノロジーによって、並外れた色の輝き、再現性、世界規模の一貫性、市場投入までの時間短縮、素材と消耗品の節約、そしてロットに関わらない高い収益性を実現することができます。また、セットアップ時間が大幅に短縮され、インクの交換、プリントデッキの洗浄、インクの混合などに時間を費やす必要が無くなります。

ウェブフェッドCIおよびインラインフレキソ印刷では、oneECGが、プリプレスから印刷、加工まで渡る主だった業界のパートナーと共同で開発したエンドツーエンドのソリューションを提供しています。これらのソリューションは、フレキソ印刷技術の特別なプロセス要件に合わせて、カスタマイズされます。

• Digital Inspection Table (デジタル検査テーブル):
新しい大サイズ版Digital Inspection Table (DIT)は、生産性を増進し、印刷エラーを実質的に取り除く新テクノロジーで設計されています。印刷シートや打抜きブランクの校正用にデジタル映写機能を備え、一方でデジタル校正と製品を一致させるために、リアルタイムのビジュアル表示を行います。高精度プロジェクターを使用して、品質管理イメージを持った製品サンプルを映写し、品質基準が満たされているかどうかを、オペレーターが簡単に目視できるようにします。
「今日の状況では、自動化と接続性がかつてないほど重要になってきました。そして、デジタル化がそれらの推進に役立っています。」 とJean-Pascal Bobstは述べています。「一方で、持続可能性への対処は、どの産業においても最も大切な目標となっています。当社の製品及びソリューションが持つこれらの要素を統合させることによって、パッケージング業界の未来を創っていきたいと思っています。」

www.bobst.com

 

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